【図解付き】改訂版|薬局の掲示物とホームページ対応まとめ【2025年6月 医療DX・経過措置対策】

💡はじめに|薬局の「掲示物」がデジタル義務に変わる
2025年6月以降、薬局では「院内掲示=ウェブ掲載義務」へと大きく移行します。これは、医療DX推進やデジタル化原則による「掲示物のオンライン公開義務化」が進む中、対応しなければ医療DX加算が取得できないリスクもある重要な制度改定です。
特に今は経過措置期間中(2024年5月31日まで)であり、今こそ早めのHP整備が求められます。
前回ブログを掲載しましたが反響もかなり多かったので、再度改訂版として作成しました!
🆕【今回の改訂ポイント】
- 「経過措置期間」に関する明記(2024年5月31日まで)
- 掲載が求められる掲示物項目の具体例を追加
- チェックリストに施行直前対策を追加
- 薬局のDX対応と書面デジタル化の関係性を強調
【図解】薬局掲示物の“アナログ→デジタル”の流れ
時期 | 掲示方法 | 状況説明 |
---|---|---|
〜2023年5月 | 紙掲示 | 店内に掲示していればOK |
2023年6月〜現在 | 両対応 | 店内掲示+HP掲載推奨(経過措置中) |
2025年6月以降予定 | ウェブ必須 | ホームページ掲載が原則に。未対応は加算対象外になる可能性もあります。 現時点でHPを持っていない薬局は対応マストではない。 |
🔍 掲載が求められる主な項目(例)
- 医療DX推進体制整備加算の内容
- オンライン資格確認対応の有無
- 災害・感染症対応体制
- 調剤報酬額表、保険外負担金
- 健康サポート薬局の認定有無
- 地域支援体制加算など施設基準
📄 形式はPDF or HTMLいずれもOKで、HPに直接掲載するよりもPDFでGoogleドライブなどのリンクをつける方法のほうが対応はしやすいのと、修正もしやすいと思います。
【図解】薬局の規模別 対応マップ
規模 | 対応ポイント |
個人薬局(1〜10店舗) | WordPress+PDFリンク掲載/更新担当の設定/ページタイトル「店舗情報(2025年版)」など明記 |
中規模薬局(10〜200店舗) | CMS導入+更新マニュアル+店舗別テンプレート統一/本部主導の一括点検体制構築 |
大手調剤薬局(200店舗以上) | 情報一元管理システム+DX推進チーム設置/外部ベンダーとの連携体制/社内教育も併用 |
✅ 施行前チェックリスト(2025年5月末までに)
チェック項目 | 内容 |
掲示物網羅 | 掲示対象の全項目をカバーしているか |
掲載形式 | PDFまたはページ形式で公開されているか |
導線設計 | トップページから簡単にアクセスできる構成か |
最新性 | 情報は最新か(誤記・旧情報なし) |
モバイル対応 | スマホでも見やすくなっているか |
リンク・記載ミス確認 | PDFリンク切れ、記載漏れ、誤字脱字などの確認を行っているか |
管理体制 | 更新担当者と点検ルールが明確になっているか |
情報統一 | 複数店舗で情報のばらつきがないように統一されているか |
効率化検討 | 外部委託・CMS導入など、今後の体制整備を検討済みか |
📝まとめ|“掲示物のデジタル化”は薬局の信頼と選ばれる力を高める
今回の制度変更は「単なる義務」ではなく、薬局が患者から信頼される情報公開体制を整える機会です。
薬局ホームページは、DX推進の象徴であり、求職者・患者・地域社会に対する顔でもあります。
📩 ホームページ掲載内容の見直し、運用体制の整備がまだの方はお早めに!
👉 ホームページ整備・掲示義務対応のご相談は ROP株式会社 まで。
薬局の規模・状況に合わせたご提案をいたします。