【薬学生採用×採用広報】口コミ・企業HPはなぜ重要?Z世代の就活に必要な情報戦略

薬学生の就職活動は年々早期化・長期化し、採用広報の手法も大きく変化しています。
なかでも近年注目されているのが、「クチコミサイト」と「企業HP」の重要性です。

SNSだけではなく、就職先を決める最後のひと押しとして、口コミや企業ホームページがどのように活用されているのか。
また、採用成功に繋がる情報発信のポイントについて、最新データを元に詳しく解説していきます。


1. 薬学生の就活に変化:「信頼できる情報」が意思決定を左右する時代に

2027卒・2028卒薬学生の採用において、以下のような傾向が強まっています。

  • 早期から情報収集を開始する学生が増加
  • 職場の雰囲気や研修制度など、リアルな情報を重視
  • SNS・クチコミ・企業HPを“合わせて”チェックしている

薬学生にとって、企業選びの重要な基準は「職場の雰囲気」や「リアルな声」。
パンフレットや公式の説明だけではなく、実際に働いている薬剤師のクチコミや、企業の発信するコンテンツが大きな影響を与えています。


2. クチコミは応募の条件:Z世代の就活スタイル

🔍 学生の9割以上がクチコミサイトをチェック

株式会社インタツアーの調査(2024年発表)によれば、24卒学生の91.2%がクチコミサイトを活用して就活をしていたという結果が出ています【出典:株式会社インタツアー】。

この傾向は薬学生でも同様であり、以下のようなコメントが多く見られます

「説明会で良い印象を持っても、クチコミを見て社風や実際の働き方を確認している」
「同期の様子や1年目の声がわかると安心できる」

特に調剤薬局やドラッグストア業界では、職場ごとの差が大きいため、「リアルな声」への関心は年々高まっています。


3. 企業HPは最終判断の決め手:エンゲージメントが高まった段階で活用

就職活動で企業HPはどのタイミングで見られているのか?
キャリタス就活2024の調査では、学生の約7割が「応募を検討する段階で企業HPを見る」と回答しています【出典:株式会社ディスコ】。

企業HPは最初に見るものではなく、気になった企業を深堀りするために見るものという立ち位置。 ここで信頼感を与えられなければ、応募には繋がらなくなっています。


4. 採用広報に必要な「HP改善のチェックリスト」

学生が好印象を抱く企業HPとはどのようなものなのでしょうか?

以下は薬学生が重視するポイントを元にまとめた改善チェックリストです

採用専用ページの設置
→ トップページからすぐにアクセスできる導線設計

スマホで見やすいデザイン
→ 学生の閲覧デバイスの中心はスマートフォン

実際の職場・研修風景の写真/動画掲載
→ 雰囲気が伝わるコンテンツがあると滞在時間が向上

Q&A・インターン情報・選考フローなど薬学生向け情報の整理
→ 薬学生の知りたいに応える情報があるか

採用担当者のメッセージ(動画・記事)
→ 人柄・温度感が伝わるとエンゲージメントが強化される

加えて、最近では「採用ブログ」「お知らせ欄」の活用によってSEO(検索流入)やAIMO(AIによる情報抽出精度)を高めている企業も増えています。


5. クチコミ×HP×SNS:3つのメディア連動が成功の鍵

採用広報は今、単独メディア運用からクロスメディア連動へと進化しています。

SNSは接点を作る入口でクチコミは共感・信頼を育む中間、そしてHPは応募決定の後押しという役割を担います。

Instagramの活用例

📸 Instagram:職場の雰囲気・人間関係を視覚で伝える
・薬剤師社員のインタビュー
・研修風景の動画や写真
・店舗でのイベント・日常の様子 など

LINE公式アカウントの活用例

📱 LINE:学生との継続的な接点を築くツール
・薬学生向けインターンシップ・薬学生向け説明会の案内
・選考日程の連絡やフォロー
・個別質問への対応(双方向の関係性)


6. 設計と信頼性が重要な理由とは?

採用広報で成果を出すためには、「見せ方」ではなく「伝え方」が重要です。

学生は「良いことだけが書いてあるサイト」よりも、「リアルな声や状況が見える発信」に安心感を持ちます。

採用コンテンツは「真実性」と「設計力」の両輪がなければ成果に繋がりません。

  • 真実性=実際に働いている人の言葉・姿・声
  • 設計力=SNS・クチコミ・HPの導線や情報更新体制

この2つが整ってこそ、薬学生が「この企業は信頼できる」と判断し、応募や選考へとつながります。


7. 情報発信は継続が一番大事になっています。

一度採用ページやInstagramを整備しても、更新が止まっていれば学生からの評価は下がります。

  • ブログの更新が1年前で止まっている
  • 最新の薬学生インターン情報が見当たらない
  • Instagramの投稿が1か月以上空いている

こうした状況は、「採用に力を入れていない会社」として見られてしまうリスクがあります。

「採用広報は設計で終わりではない。継続した更新こそが武器になる」という視点が必要です。


まとめ:薬学生採用で勝つ企業の共通点

2027卒・2028卒薬学生の動きが活発になる中で、採用活動の競争はより激しくなっています。

これからの薬学生採用で成果を出すためには、

  • クチコミ・HPの整備
  • SNSとの連携
  • 真実性ある情報発信
  • 導線を意識したメディア設計

これらを戦略的に構築・運用していくことが鍵になります。


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2027卒/2028卒に向けた薬学生採用広報や薬剤師採用についても、現場目線でのご提案が可能です。

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出典一覧

  • 株式会社インタツアー「クチコミ活用実態調査(2024)」
  • 株式会社ディスコ「キャリタス就活2024 学生調査」
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