【第110回薬剤師国家試験】ボーダーライン予測と今後の影響

2025年2月22日(土)・23日(日)に第110回薬剤師国家試験が実施されました。本記事では、現時点(2025年2月25日)でのボーダーライン予測についてお伝えします。


過去の薬剤師国家試験ボーダーライン推移

まず、ここ2年の薬剤師国家試験のボーダーラインを振り返ると以下となります👇

  • 第108回235点
  • 第109回210点

4~5年前は「225点以上あれば安心」と言われていましたが、最近は210点台でも合格するケースが増えてきました。


【第110回】薬剤師国家試験のボーダーラインは?

今年の薬剤師国家試験は、前回と同じく難化傾向と言われています。

  • 生物・物理・法規が難化
  • 必須問題は昨年よりちょっと易しくなった(→足切りになる人は減る可能性?)

さらに、最近の試験は時事問題や臨床寄りの問題が増加していて、暗記&過去問対策だけでは厳しいのが特徴となってきています。

💡 こうした状況を踏まえると、第110回薬剤師国家試験のボーダーラインは昨年並みの予測です。

予測の根拠

  • 大手予備校の自己採点平均が昨年とほぼ同じ
  • 必須問題が少し易しくなった分、昨年の210点より少し上がる可能性あり
  • 予備校の自己採点平均-20点付近が合格ラインになる傾向がある

これらを考えると、今年の合格ラインは210点~215点あたりが濃厚の予測となっています。


ボーダーラインの変動と今後の影響

薬剤師国家試験は相対評価なので、合格者の人数によってボーダーが変動します。ここ数年の合格者数は約9,200人前後ですが、今年はどうなるかまだ分かりません🤔

この合格ラインの変動は、薬局・病院・企業の薬剤師採用にも影響大です💡

  • 2026卒・2027卒の新卒採用計画の見直し
  • 国試浪人の合格者を急遽採用するケース
  • 中途薬剤師採用の強化

特に、中途薬剤師の採用を急ぐ企業が増えてくる傾向になると予測しています。


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