2027卒薬学生 内定獲得時期の変化と薬学生採用市場の現在地
― 薬局・ドラッグストア採用は「早期接触」と「継続接点」が鍵 ―
2027卒薬学生の就活は、昨年より内定獲得時期の後ろ倒しの傾向になっています。
当社が2027卒薬学生との面談・キャリア相談を通じて把握している最新動向からも、 内定出しは5年生12月からより増加していることが明確になってきました。
2027卒薬学生の内定獲得時期の変化を整理し、
その背景と、薬局・ドラッグストア採用に求められる次の打ち手について解説します。
5年生8月から少しずつ内定獲得が動き出す傾向

2027卒薬学生は、5年生8月頃から内定獲得者が徐々に増加しています。
ただし、8月時点で内定を獲得している学生はまだ少数派です。
本格的に内定獲得が増えるのは5年生の10月~という流れです。
現在(12月時点)では、内定を保有している薬学生が最も多いタイミングとなっています。 業種としては、「調剤薬局」「ドラッグストア」「CRO」などがメインとなっています。
この動きから逆算すると、5年生10月頃から面接機会が増加していることが分かります。
2026卒と比べて「早期内定保持者が少ない」傾向
一方で、昨年度(2026卒)と比較すると、
「すでに内定を獲得している薬学生」の割合はやや減少している印象があります。
背景には、以下の要因が複合的に影響しています。
- 内定承諾期限が以前より短期化しているので、選考時期を検討している薬学生が多い
- 病院就活を優先し、病院のみ併願選考する薬学生が増加
- 企業就職(製薬・CRO等)志向が拡大
- 製薬メーカーの選考本格化がこれから始まる時期である
「とりあえず内定を確保する」よりも、「本命先の選考を待つ」学生が増えている
という構図になっています。
2027卒は「病院・企業志向」が例年以上に強い
2027卒薬学生の特徴として、病院・企業志向の増加が挙げられます。
- 病院は3月〜4月選考がピーク
- 製薬メーカーは3月〜6月が主戦場
- CROも年内選考から春先にかけて内定出し
このスケジュールを踏まえると、
12月時点で調剤・ドラッグストア内定を持っていても、病院・企業選考を見てから判断したい層が多く存在します。
結果として、内定承諾までの期間が長期化し、
企業側の採用計画の不確実性が高まっている状況です。
薬局・ドラッグストア採用は「早期接触」が決定的に重要
この市場環境の中で、薬局・ドラッグストアが安定的に母集団を確保するためには、
5年生4月〜6月の早期接触フェーズが極めて重要です。
2027卒の就活スケジュールを振り返ると、
- 4年生2月〜:就活準備開始
- 5年生4月〜6月:本格始動・企業比較開始
- 5年生7月〜10月:実務実習と並行した情報収集
- 5年生11月〜12月:選考・内定獲得
という流れが定着しています。
4月〜6月に接点を持てていない企業は、そもそも選考候補に入らない
という現象が起きています。
7月〜10月は「つながり続ける仕組み」が勝負
5年生7月〜10月は実務実習期間です。
この時期は新規母集団形成よりも、
既に接点を持った学生との関係維持が重要になります。
- LINE配信
- Instagram運用
- 少人数オンライン座談会
- 実習後キャリア相談
などを通じて、「忘れられない企業」になることがポイントです。
このエンゲージメント形成が、11月以降の選考参加率を大きく左右します。
2028卒はさらに「スタートダッシュ」が重要に
2027卒の動きを踏まえると、
2028卒薬学生就活も同様、あるいはさらに早期化する可能性が高いと考えられます。
単発の合同説明会参加だけでは、母集団形成・動機形成・内定承諾のいずれも十分に機能しない時代に入っています。
まとめ
2027卒薬学生の内定獲得時期は、8月から徐々に増え、12月に増加を迎える構造になりました。
一方で、病院・企業志向の高まりにより、
薬局・ドラッグストア採用は競争が一層激化しています。
そのため、各法人ごとに薬学生就活スケジュールに沿った採用設計が不可欠です。
2028卒採用に向け、今このタイミングからのスタートダッシュが成否を分ける局面に入っています。
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